ネテモサメテモ

強がったポーズの女の子

律する女

わたしは自己分析をするのがすきなのだけど、
自分でも謎なツボを見つけることがままある

そのひとつが「規則に縛られたい」自分だ

この自分を発見したのは約2年前
公務員になってからの新任研修でのことだった

公務員は、民間の会社員と比べ、
遵守すべき規則、ルールが多い

市民に奉仕する公僕であるがため、
職務中はもちろんのこと、
職務外も公務員としての言動を心がける必要がある

新任研修では、この規則についての講義の時間が
しっかりとられていた

講義のはじめ、講師からの一言は
「我々は公僕です」だった

わたしは興奮に打ち震えたので、
今もこの第一声を忘れていない

このあとも、公務員の規則についての講義は
長々と続いた
曰く、「○○はしてはいけない、○○もダメ」
の羅列のようなお話である

ふつうの人なら、あまりの縛りの多さにげんなりし
眠くなってくるシーンかもしれない

しかしわたしは、数多くの規則を知るにつれ、
どんどん興奮が増していった

いい!ルールいい!規則守りたい!
規則に縛られたせまい世界で生きたい!
わたしは律されたい!!

と、このような心持ちである

冒頭のツイートにあるように、
規則にスリルすら感じた

はっきり言って意味がわからないし、
興奮が高まる自分にドン引いた

でも勝手に興奮するのだから、どうしようもない

思えばわたしは昔からルールが好きだった
規則好きが高じて、
地域で一番校則が厳しい高校を志望して、入学

その縛りのきつさは、わたしを満足させた

たぶん、規則さえ守っていれば、
間違いを犯す危険がない、
というところが魅力的なのだとおもう

自由な社会で野放しに生きるのが不安なのだ

それに加えて、
「規則を破ってしまったらどうしよう」という
危機感にスリルを感じるという楽しみもある

縛りがきつければきついほど
その危険は高く、そこにぞくぞくするのだ

こんな人、ほかにもいるんだろうか…?

※写真は本文と無関係です
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