律する女
わたしは自己分析をするのがすきなのだけど、
自分でも謎なツボを見つけることがままある
そのひとつが「規則に縛られたい」自分だ
新卒研修で発見したこと。わたしはルール、規則が好きだ。しかも興奮するレベルですき。スリルを感じる。思えば、高校選びもこれが決定打であった。つくづく変人である。
— (ハマ)ダンゴウオ (@bouya119) 2014年4月4日
この自分を発見したのは約2年前
公務員になってからの新任研修でのことだった
公務員は、民間の会社員と比べ、
遵守すべき規則、ルールが多い
市民に奉仕する公僕であるがため、
職務中はもちろんのこと、
職務外も公務員としての言動を心がける必要がある
新任研修では、この規則についての講義の時間が
しっかりとられていた
講義のはじめ、講師からの一言は
「我々は公僕です」だった
わたしは興奮に打ち震えたので、
今もこの第一声を忘れていない
このあとも、公務員の規則についての講義は
長々と続いた
曰く、「○○はしてはいけない、○○もダメ」
の羅列のようなお話である
ふつうの人なら、あまりの縛りの多さにげんなりし
眠くなってくるシーンかもしれない
しかしわたしは、数多くの規則を知るにつれ、
どんどん興奮が増していった
いい!ルールいい!規則守りたい!
規則に縛られたせまい世界で生きたい!
わたしは律されたい!!
と、このような心持ちである
冒頭のツイートにあるように、
規則にスリルすら感じた
はっきり言って意味がわからないし、
興奮が高まる自分にドン引いた
でも勝手に興奮するのだから、どうしようもない
思えばわたしは昔からルールが好きだった
規則好きが高じて、
地域で一番校則が厳しい高校を志望して、入学
その縛りのきつさは、わたしを満足させた
たぶん、規則さえ守っていれば、
間違いを犯す危険がない、
というところが魅力的なのだとおもう
自由な社会で野放しに生きるのが不安なのだ
それに加えて、
「規則を破ってしまったらどうしよう」という
危機感にスリルを感じるという楽しみもある
縛りがきつければきついほど
その危険は高く、そこにぞくぞくするのだ
こんな人、ほかにもいるんだろうか…?
※写真は本文と無関係です