ネテモサメテモ

強がったポーズの女の子

死んだ子を抱えて働く【死産後流産その3】

心拍確認ができなかったのが先週月曜
そこから3日間仕事だった

多分もうほぼ確実にダメだとわかったから、
職場の人にぽつぽつと報告をする
(同じフロアで働く4割くらいは知ってたかな)

わたしはあまり重くならないように、
(初期流産はよくあることでもあるし)
軽いノリで笑顔でごまかして伝えていたのだけれど

女性に報告すると、ほぼ全員、
さっと顔色が変わり、涙ぐんでくれるため
何度もこっちがもらい泣きしそうになった

仕事中は、ビジネスライクでクールな印象の方が
多いのだけれど、(私語とかほぼない)
そういう人も例外なくそういう反応をとるため、
とても意外だった

女職場で、未婚の先輩職員も多いが、
同じ女性というだけで、こんなに通じるものなのか
こちらの心情への寄り添いがあって、嬉しかった

前回の死産の時は、
長期入院したまま死産に至り、
復帰後は誰もその話題に触れてこなかったので
こういう感じなのかと初めて知った

わたしの職場は公私混同がなく、
結婚や子どもの有無などの基本情報ですら
プライバシーとして守秘することを
本人の意志として尊重するような風潮がある
(大所帯なのに陰口とか一切なくてびっくりする)

みんな優しくて思いやりがあるのだけど
普段はポーカーフェイスでクールに働いているから
本当の顔を忘れてしまうんだな

流産の報告をするのがつらいから、
初期報告を避ける人が多いらしいけれど、
こういう職場なので傷つけられることもなく、
わたしはその点はそこまで気にならなかった

というか悪阻酷いため、知ってもらっておいた方が
働きやすいということもあるし、
どうせ流産したら休暇もらってバレるよね…?

(妊娠の初期報告をせず、
 流産も秘密裏に処理する人は、
 休暇もとらずに一人で耐えるのだろうか…
 そっちの方がむしろつらい気がする)

ただ、業務上どうしても迷惑をかけてしまうので
(手術もあり、流産後1wは安静休暇)
その点はすごく申し訳ないし気を遣うのだけど

そのことについて、面と向かって文句を言う人や
陰口を叩く人は、わたしの職場にはいない
クレバーな人の集団だから

たとえそのことに不平があったとしても、
(ないわけがない)
言葉にも顔色にも出さないだろうな
ただ黙々と仕事をする…

何しろ、前回死産時に
悪阻入院3か月+死産休暇2か月で
長期不在だったにも関わらず、

その情報が全く共有されておらず
つい先日「子どもさんはどうですか?」
と声をかけてきた人がいるほどだ※

※噂話のネットワークがないため、
 わたしが死産したことを未だに知らない人がいる

まあそんなわけで、働く環境に不満はなく、
むしろつらい時に仕事に逃げられることは
わたしにとって最大の救いなので、
働くこと自体には全く何の不満もなかった

ただ、「死んだ子をお腹に抱えて働いている」
自分の状況を認識している状況は結構つらかった

いつ出血(自然流産)するかわからない、
もししたらどう対処するのか、自分でできるのか、
倒れたらどうしよう

という不安もあった

3日間無事に過ごしたら、
休日、夫とセカンドオピニオンに行くことにした