ネテモサメテモ

強がったポーズの女の子

悪阻とジプレキサ【悪阻入院5回目記録】

久しぶりです、実は入院中です。死産の時から数えて通算5度目、つらいです。

でも、わたしが入院しているということは≒妊娠したということなんですよね。というわけで3度目の妊娠をしました。

 

現在16週、5ヶ月、安定期入りたてです。まあわたしに安定期なぞ無縁なのですが…

今回の妊娠で入院したのは、以下の通り

1回目 9月3日 8週 〜 15週 計48日間

2回目 10月23日 15週 〜 現在 11日目

 

1回目の入院は1ヶ月+2週間強に及び、ようやっと復活、退院したと思ったら、またその翌日から自宅で暇のない嘔吐が始まり、外来で点滴→ケトン++で再入院となりました。

今回の再入院は、これまでで一番つらくて、入院、24時間点滴をしても回復の見込みはなく、絶飲食してるのに、吐いて、吐いて、吐いて、夜中も1時間置きの嘔吐に見舞われ、ベッドでのたうちまわり、床にもんどりうって、赤や黄色や緑やグレーのあれこれを吐き、点滴も吐いてることがわかるくらい口の中から血と点滴の味が常にしている、という状況が5日間続きました。

ほんとに、ほんとに、これまで生きてきて一番つらい経験でした。(もう二度としたくないのだけど、まだ妊娠折り返し地点にすらきてない…死ねと?)

やっとこさ回復してきたのは、ここ2、3日のこと。わたしの嘔吐に携わった助産師さん達は、わたしと顔を合わせると、皆口を揃えて「元気になったねぇ…」と言ってくれます。その節は本当にご迷惑をおかけしました。

と、前回の入院のときには、気力体力がなくて全く書く気にならなかったブログを、今回なぜ書いているかというと、同じく悪阻で苦しむ方々に情報を共有したかったからです。

今回のわたしの、なかなか手強い悪阻、どうやって快方に向かったか。

まず入院時のわたしの病状を説明します。

主な症状は3つ、吐き気、嘔吐、胃痛。常に胃痛があり、定期的な吐き気があり、吐いたり吐けなかったり、気持ち悪いので吐きたいけれど、吐くと胃痛が悪化という、悪循環でした。

そこに、病棟長の判断で処方されたのが、ジプレキサでした。知ってる人は知っている、抗精神病薬です。本来はそうなのですが、最近は抗がん剤治療の制吐剤としても使われているそうで、今回わたしの悪阻にも効果が見込まれ、少量処方されることとなりました。

副作用に眠気があり、数日まともに眠れてなかったわたしは処方された晩から、眠れるようになりました。眠れるようになると回復は早く、まずあの苦しかった胃痛がなくなり、吐き気は薬で抑えられ、今に至ります。

ここで一番の不安として、胎児への影響が考えられます。実際この薬、胎児の心臓の一部欠損が見られているものだそうです。

しかしわたしはすでに妊娠初期ではなく、心臓の形成時期を過ぎており、また処方も少量であることから、問題ないと判断されての処方でした。

これまで、特別に薬を処方されたことはなかったので、それほど今回の悪阻は酷いというのがわかると思います…泣ける…

先生も見るに見かねて処方、といったところかと。なるべく薬出したくないでしょうしね。

毎日赤子の心音をとっていますが、今のところ元気みたいで、安心しています。

 

もし、本当に規格外の悪阻に長期間悩まされている方がいたら、こういう薬を使うという手もあると紹介したくて、この記事を書きました。

 

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