ネテモサメテモ

強がったポーズの女の子

親、子と不育と

いただいたお休みで、実家に帰ってきました

母と話していたら、
母が義母に、今回の流産について、
謝ったということが発覚

もちろんわたしは謝ってませんよ
自分が悪いと思ってないし、
責任の所在を探すのは無意味なことだと思うから

最初の死産のときも、悪阻で長期入院したりして、
夫にさんざん迷惑かけて、その上で死産したため、
母はわたしの夫やその母に、
申し訳ない、片身の狭い思いをしたと思います

気持ちはすごくよくわかる
すごく優しくて、大好きな、尊敬する母です
価値観もかなり受け継いでいます

わたしが今悩まされてる蕁麻疹についても、
遺伝や体質のことを気にして、
自分がわたしを妊娠中に○○だったからかも、とか
未だに言ってるような母です

やはり、自分が産み落とした子だから、
その子がある意味で不能だったことについて、
負い目を感じてるんだと思う

日本ではまだまだ一般的な価値観だろうな、これ
自分の子どもの汚点は自分のせいだと感じること、
そしてその表明を無理強いされることすらある

でも、わたしはそういう親にはならない
意識的にそうならないでいたいと思う

もちろん、わたしも今の母の立場になったら、
娘の夫やその親に申し訳ない気持ちになると思う
それは自然な感情(わたしにとっては)なので、
仕方ないことだけれど

それを相手に謝ったりはしない

それは意識的にできることだし、
そうすることで、自分の意見を表明できる

不妊や不育について、当の夫婦たちは戦っている
生活の中で、苦しみながらも、日々戦っている
それは本当にとてつもない苦労で、
(身体的にも経済的にも)

そのことを、血が繋がっているとは言えど親が、
身をもって知る、わかることはない

それがどういうことか、わかっていないのに、
子どもの不出来について、
代わりに謝ったりすることは、
必死で戦っている娘や息子に失礼な行為では?と
わたしは思ってしまう

まぁ母にはそんなこと言わないけど

母が義母に謝ったことに、怒りは全くありません
それは母なりの誠意なんだろうから
ただ、わたしだったらそうはしないな、と
思うだけです


夫の母はそういう考え方…
つまり親は親、子は子、という考え方

成人した子が、結婚相手に何か迷惑をかけたとて、
それはあなたたち夫婦の問題よ、という考え方を
ナチュラルにしている人で、

わたしの母とベクトルは違うけど、
やはり義母のことも、わたしはすごく尊敬してます

夫が自分の両親に
「仕事を辞める、次のことは決めてないけど」
と言ったとき

わたしは、夫の両親に謝られたりするのかな、と
少し思っていました

まだまだ夫が外で稼ぎ、っていうのが
当たり前の世の中だから、夫が仕事を辞めたら
働いて夫を支える形になるわたしに、
申し訳ない、ってことになったりするのかな、と

でも夫の両親はそんなこと一言も言いませんでした
「ごめんね」も「苦労かけるね」も何も

格好いい!さすが!とわたしは思いました

義両親はずっと共働きで、
二人とも両親を早くに亡くされています
色々と苦労がありつつ、
二人三脚で子どもを3人育て上げています

それだから、こういう考え方が
意識せずとも身に付いているんだと思います

わたしは多分意識しないとできない
意識しても、ついやっちゃいそうですが、
そういう風でありたいと思うのです
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