推しへの愛を軽く見て、後悔に終わった621横アリ公演
いよいよ12年間推し続けてきた、アンジュルムの竹内朱莉さんが卒業しました。
わたしはライビュで参加したのですが…素晴らしい公演だった分、後悔がつのり、つのり、いまだうつうつとした日々を過ごしています。こんなに後悔することってあるんだな、という心情です。
ライビュ序盤で、チケット取るのをしくって、早々に諦めたことを悔いたけど、会場満員だったんなら、そこに私がいなくても別に良かったや…と納得したいが、ぐぬぬ〜やっぱり現場にいられなかったの、悔しいな〜ライブが良かっただけに…悔しさが募る…
— ハマダ (@bouya119) 2023年6月21日
「もう推しなんていらんなんて〜言わないよ絶対〜」的な状況。こんなに苦しいなら、もう推しなんて作りたくなーい😭わたしの場合、最後が不完全燃焼だったのがあかん…FC申し込みミスった後、もっと食い下がるべきだった…金でも何でも積んで…
— ハマダ (@bouya119) 2023年6月22日
わたしは前記事でも述べた通り、タケ卒コンに行くために、卒業発表翌日(ちょうど卒コン半年前の2022年12月21日でした)にFC再入会(私生活でゴタついていたのと地方移住したため、一旦退会していた)したにもかかわらず、選考チケ申し込みをミスり(申し込み画面は見て、入力した記憶もあるので、おそらく確定し忘れている)、チケットが取れませんでした。その後、もちろん一般発売にも販売時刻と同時にアクセスしましたが、まあ押し負けましたよね…
わたしが何を悔やんでいるかというと、ここからです。「なぜ、もっと粘らなかったのか」という。「まあ、チケット取れんかったし、ライビュでいっか」って、なぜか、なぜか軽く考えてしまったんですよね…あの時のわたしよ、なぜ…都落ち(地方移住)したときには、夫にも、家族にも、東京の同僚たちにも「推しの卒コンでまた上京します」と宣言するほどで、その後次男の妊娠が分かった時も、すぐ「このタイミングなら多分タケの卒コンには行ける」と考えたのに、なぜ…
考えれば原因はいくつも思い当たります。
・前にももな卒コンにライビュで入って、わりかし良かった
・1歳5歳の子を夫に任せてドル活で遠征するのが忍びなかった
・横アリだと生でも押しの姿はよく見えん(だろう)と思った
(横アリには一度だけ入ったことがあります)
・3月ごろから新居探し5月に契約、6月初めに引っ越しを控えていた
・仕事も忙しい時期だった
まあ一言でいえば、私生活がゴタつきピークで、最推しの一世一代の舞台となる卒コンへの参加を妥協してしまった、ってとこですかね…
完全なる判断ミスです、FC入ったけど申し込みミスってチケ取れなかったのは仕方ない、が、食い下がりようはいくらでもあったのに、手を打とうともせずにライビュのチケを取った自分のことが許せない…
で思ったことが「わたしってこんなにタケちゃんのこと推してたんだ」「こんなに好きだったんだ」ということ。
これにもまたワケがありまして…わたしがタケを好きになったのがスマ加入のタイミングで、一番推してた(生活に余裕があったため、推せてた、ともいえる)時期が6スマであることは、前記事に書いた通りなのですが、6スマにいたころのタケと、アンジュにおける最近のタケって、まったく違うじゃないですか。外見も中身もすごく大人になりましたよね。
特にタケの過渡期って、わたしが私生活に翻弄されていた時期に当たっていて。そのころわたしはあまりアンジュを追えてなくて、わたしの中のタケ像が6スマで止まっちゃってた節がありまして…少し余裕ができたときに改めて「わたしの推し、どうした…?」って感じがあったわけです。「思ってたのと、ちゃう」的な。推しの変化に付いていけず、取り残されていたわけですね。
「あ~もうあのころのタケはいないのか」と、一種の喪失感のようなものもあり。でも!そこはきちんと愛を回復?して、ここ数年は今のタケをタケとして推してたわけです。…にもかかわらずわたしは「わたしの愛を軽く見」てたわけですね(一番印象深いツアーがちょいカワ番長…時代に取り残されている)
タケは12年経って、すっかり素敵なお姉さんになったけど、あの頃のタケが、悪ガキでちんちくりんの、かわいいかわいいタケ坊が、ことあるごとに垣間見えたのが嬉しかった、卒コンでした。
— ハマダ (@bouya119) 2023年6月21日
#アンジュ横アリ0621
私は6スマ時代が一番推せてた(私生活の関係で一番余裕があった時期だったから)のだけど、事実上不遇の時代だったし、当時のメンバーはもうタケしかいなくなったのだから、タケちゃんには「黒歴史としてなかったこと」にする選択肢もあったんじゃないかと思う。でもタケは全然なかったことにしないで
— ハマダ (@bouya119) 2023年6月22日
むしろ「あの頃があって今がある」って、最後までスマ時代をすごく大切にしてくれた、そのことがすごくうれしい。昨日客席に6スマが全員揃ったのも、タケのスマへの愛情ゆえだと思う。ありがとうタケちゃん
— ハマダ (@bouya119) 2023年6月22日
※実際には、めいは現場にいなかったそうですね。ライブ前、めいのツイート読んでたから「あれ?」とは思ったけど。マスコミに騙されたっ
というわけで、これを書いている6/23時点、まだまだ後悔の渦中にいるわたしです。
卒コンでタケから、「歌もダンスも続ける」宣言があり、もちろんわたしも嬉しくはあったのですが、今後ライブに参加できるかどうかは正直分かりません。それはわたしが意気地なしだからです。とにかく推しに認知されたくないんですよね…あくまで日陰の存在でありたい。だからこそ今回の卒コンには参加すべきだったわけです。生タケを見られるのは最後だったのかもしれないのだから。
多くのタケ推しの方々はおそらく、今後は書道の個展に行き、ソロコンに足を運び、と、精力的に推し活を続けることでしょう。でも難儀なことに、わたしにはそれをする勇気がないわけです。「ただ遠くから見つめていたい」それがわたしの願いです。
今後どうやってタケちゃんを推すのか、そしてアンジュルムは推し続けるのか、メンバー内に推しは作る(できる?)のか。今はまだ考える余裕がありませんが、そのうち定まってくるんだろうなとは思います。「タケがアンジュにいなくなったこと」がこんなに苦しいなんて。(オタクというジャンルの中では)物事にあまり執着のないタイプの人間なので、驚きました。
今までアンジュのメンバーが卒業するたびに、悲しい寂しい気持ちはありつつも「大丈夫、まだ推しがいてくれる」と自分を励ましてきたので、つらいな…「アンジュのタケ」でなくなったのが寂しいんだよな、やっぱり…これはもう時間が経って痛みがなくなってくのを待つしかない…
— ハマダ (@bouya119) 2023年6月21日
苦しいけれど、やっぱり出会えたことには感謝しかないな。好きです、竹内朱莉さん。加入したてのくりくりタケ坊も、今の大人っぽい(けど相変わらずかわいい)タケちゃんも。ずっと好きです。本人に直接伝えることは決してないけれど。
そして、もしかしたらもうわたしの目にあなたは映らないかもしれないけれど、それでもこれからも「推し」と呼ばせてほしいです。これからのあなたが、ますます輝き続けることを、陰ながら応援しています。
推しとわた史~アイドルっぽくないから好きになった推しが【正真正銘のアイドル】になって卒業する~
こちらは #竹内朱莉アドベントカレンダー 6月5日の文章です。
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#竹内朱莉アドベントカレンダー は2023年6月21日をもってアンジュルムをご卒業なされる竹内朱莉さんの新たな門出を祝福したい!という趣旨のアドベントカレンダーです。
まずは、この文章が非常に自己満足な内容になるであろうことを、謝っておきたい。
ここに書いた全ては「わたしの目から見た、推し(スマ・アンジュ)」の姿および歴史だ。いちアンジュルム(旧スマイレージ)ファン、そして竹内朱莉推しである、わたしことハマダが、これまで彼女を推してきた、ごく私的な覚え書きに過ぎない。
※動画とツイートの引用が多いうえ、1万字を超えています
わたしが推しである竹内朱莉を知ったのは、スマイレージ2期加入【2011年8月14日】がきっかけだ。厳密にいうと、以下の動画を見て、強烈に興味を引かれ、好きになった。
どうして2期が気になったのかというと、それは2期メンの加入時の雰囲気が「全くアイドルっぽくなかったから」だった。
元々、スマイレージのオリジナルメンバーの4人(あやちょ、かにょん、ゆうかりん、さきちぃ)は知っていて、スマイレージには「王道アイドルグループ」という印象があった。「日本一スカートの短いアイドルグループ」という看板を背負い、甘くかわいらしい歌声、すらりと伸びた手足で、舞い踊る4人の少女たち。
(余談…スマ時代はほとんどの曲をつんくが手掛けていた※1。良曲揃いだが、4人時代ならわたしは「オトナになるって難しい!!!」とか「あすはデートなのに、今すぐ声が聞きたい」とか、等身大の中高生女子が主人公の楽曲が好み)
だからこそ2期が入ったとき、「この子たちがスマイレージに!?」とギャップにやられたのだった。加入初期の「プリーズミニスカポストウーマン!」は、手持ちのポシェットを肩から下げて、鏡の前で何度も振りコピしたなぁ…
歌もダンスも未経験だったかななんが、ダンスの振り入れが苦手で、なかなか周りについていけなかった、この動画も話題になりましたね。一方のタケちゃんはエッグ出身だったので、ダンスに勢いがある。スマ時代のタケちゃんの、首でピッチを刻むようなダンス、好きだったなあ…
当時の推し、タケちゃんは黒髪ショートでスポーティーな雰囲気。外見は中性的な印象で、性格はまさに「竹を割ったよう」にさっぱりしたタイプ。お兄さんのお下がりのバリバリ(マジックテープ)の財布を長年愛用していることでも知られていた。
この動画久しぶりに見たー!2012年なので今から11年前…14歳のタケ坊。幼い〜きゃわ〜
2期が加入して6人体制となったスマイレージ。わたしが初めて参戦したツアーは「スマイレージライブツアー2012秋~ちょいカワ番長~」で、ラスト公演が行われた名古屋(Zepp Nagoya)まで遠征した。
わざわざ遠征したのは「チケット売れ残り」動画を見たのがきっかけ。
この動画、タケがずっと、不服そうにぷくーとしててかわいい。気持ちが顔に全部出てるよ!!それでこそ2期タケ!
まあすっかり大人になった今では(あと、この10年でコンプラ意識高まったしね)「このやり方あかんやろ」と分かるけど、当時はわたしも社会人1年目のぺーぺーでして…違う意味で「こりゃあかん!彼女たちを助けてやらな!」と奮起したわけです。
スマのチケット売れてないんや…福岡の日、福岡おらんけなあ…行きたいのに!(;o;)かななんの号泣V見てもらい泣き…遠征してまで行くのもなんだか…でもファンの応援って、そういう形でしか示せないもんなあ~うーん…迷う
— ハマダ (@bouya119) 2012年9月18日
小倉発名古屋ゆき!スマイレージに会いにゆくー♪ヽ(´▽`)/ルルルン
— ハマダ (@bouya119) 2012年11月9日
わたしは元々邦ロックの音楽が好きで、好きなバンドの福岡ツアーには欠かさず参加していたけれど、遠征はスマイレージが初めてだった。さらにはアイドルのコンサートも初めて。打算的なわたしにしては、かなり衝動的な行動だった。
当時のスマイレージのライブは、小規模なライブハウスが会場だった。ホールのように座席がないので、基本スタンディング。そして今のように女性ファンが多くなかったので、「女性専用エリア」なるものが設けられていた。
そもそもの参加者自体が少ないので、その「女専」のスペースにもかなり余裕があり、ライブハウスなのにもかかわらず、悠々とライブを楽しめた。
うひゃースマライブしうりょう!女専にいたのもあり、ただただ楽しく参戦できました!竹ちゃんかわゆかったー!あれだわ、やっぱ彼女自分のことかわいいってわかってるわ。かわゆ。←もうなんでもかわいい。
— ハマダ (@bouya119) 2012年11月10日
ライブ直後の感想。わたしは鬱ロックというか、陰気な感じのバンド音楽が好きで、ライブの雰囲気もそっちしか知らなかったから、完全「陽」な雰囲気のアイドルのライブには衝撃を受けた。
特に動画を見る中で気になっていたタケちゃんのかわいさには、心を持っていかれた。当時のスマイレージは「キュート路線」で、タケちゃんは乙女というよりやんちゃキャラだ(った?)けれど、とにかく表現の幅が広いので、俄然かわいかった。黒髪ショートでキュートな楽曲をやるギャップもまた良かった。
スマイレージがかわいすぎて生きていく希望が湧く。
— ハマダ (@bouya119) 2013年4月14日
で、まあこの通り2年後にはどっぷりですね。
2014年には、「日本全国47都道府県制覇」を目指したライブハウスツアー「2014春~スマイルチャージ~」「2014秋~FULL CHARGE~」ツアーがあり…わたしは前年の春に結婚に伴って上京していたこともあり、7月15日の初めての日本武道館ライブにも参加できました。
(余談…この年の11月に自分の結婚式だったのですが、このころのツアーでタケちゃんがしてた片側編み込みスタイルが好きで、ヘアメイクさんに「こんな感じにしてください」と画像を見せてお願いしました。2014年当時、タケの髪型を結婚式のモデルにしたのはわたしだけではなかろうか…えっへん)
すっかり忘れていましたが、ふわきゃわウフフなミュージカル「SMILE FANTASY!」もこの秋にやってたんですね。このミュージカルは、スマの楽曲を下敷きにしてたとはいえ、全国都道府県ツアーの合間にやってたとは…脱帽です。
このミュージカルはまじでヤバい代物なので、未見の方にはぜひおすすめします。(「竹内くん」にはキュン死(死語)必至です)
と…2014年秋のライブハウスツアー中のお知らせが、スマオタに激震をもたらします。
メンバー増員、そしてグループ名の改名。
6メン時代が3年と、割に長く続いたので、ぬるま湯につかっていたわたしは、頭から冷水をぶっかけられたような気持ちだった。それでも増員は想定の範囲内ではあった。ただ、大好きだった「スマイレージ」というグループ(名)がなくなるのは、なかなかのショックだった。
RT あががががががが!3期はまぁ予想できたとして、スマ改名?ひぇぇ…わたし推し続けられるかなぁ、スマちゃん…(TT)
— ハマダ (@bouya119) 2014年9月24日
3期メン(りかこ、むろ、あいあい)の加入は、前述したミュージカル「SMILE FANTASY!」の初日に発表され、新しいグループ名は、2014年秋のライブハウスツアーのラスト公演、12月17日のTSUTAYA O-EASTにて発表された。
【重要】スマイレージは明日から、アンジュルムになります。かななんが考えた名前。メンバーの意見、しかもそれが2期メンで未経験、地方出身のかななんのアイデアってのがほんとに嬉しい。
— ハマダ (@bouya119) 2014年12月17日
新グループ名は一般募集され、1万以上の応募があったそうだが、結局は2期メンバーかななんの案が採用された。わたしは1タケ2かな推しだったので、素直に嬉しかったし、寂しい思いはありつつも、わりとすんなり受け入れられたと思う。
ちょうど発表の現場に居合わせたので、「旧スマイレージ」ではなく、新しいグループとしての「アンジュルム 」なんだという気持ちに切り替えられたのもあるかもしれない。
アンジュルムになってから、初めてライブに参加したときのツイート
いつものことなんだが、夢心地で終わった…アンジュルムは、もうスマイレージじゃなくて、アンジュルムになってた。そのことにハッとさせられて、寂しくも、頼もしくも感じた…わたしはまだちょいカワの頃を引きずってるからなあ
— ハマダ (@bouya119) 2015年5月26日
セットリストがほんとによかったんだよね。スマイレージは卒業して、アンジュルムで行きます!って、宣言してるようなライブになっていた。わたしはすごくそう感じた。
— ハマダ (@bouya119) 2015年5月26日
大器晩成に始まり大器晩成に終わった。これでこそアンジュルムなんだなあ。セットリストと、彼女らのパフォーマンスから、そういう訴えを、叫びを、聞いたような、打ち付けられたような。
— ハマダ (@bouya119) 2015年5月26日
アンジュルムに改名してからは、目まぐるしくメンバーが入れ替わっていきましたね。
2015年11月
かみこ(4期)加入、かにょん(1期)卒業
2016年5月めいめい(2期)卒業
2016年7月ももな(5期)加入
2017年6月ふなっき、かわむ(6期)加入
2017年12月あいあい(3期)卒業
2018年11月はーちん、れら(7期)加入
2015〜2018年はちょうどわたしも人生の変革期で、ライブに行ったり、行けなかったり…でもなんとか卒業コンには全部参加できました。
2016年には、2期のめいが卒業したからか、こんなツイートしてる(泣)
昨日はタケが卒業したらわたし生きていけるのかな…って思いにとらわれて、なかなか寝付けなかった…5年応援してきたんやもんな…5年…
— ハマダ (@bouya119) 2016年10月19日
2017年、ずっと見た目も中身もやんちゃな悪ガキで通ってたタケちゃん、雰囲気がグッと大人っぽくなってきましたね…(泣)
推しのタケさん、すっかり大人になっちゃって、ほんと色っぽかったわ~演目も「魅せる」流れがあって、すごいよかった…もう…
— ハマダ (@bouya119) 2017年4月9日
ツアーではライブハウスだけではなくて、ホールも入るようになってきた頃らしい。
やはりアンジュルムのパフォーマンスにはホールがちょうどいいんだよ…!!!あの人数、楽曲、演出、衣装、すべてが出しきれてたし、舞台に映えてた。ほんとに今日はいいライブだったよ~!そりゃ泣くよわたしも。
— ハマダ (@bouya119) 2017年4月9日
ちょうど同時期に蒼井優さんが、アンジュルム好きをTVで公言し始めて、このころからかな?(定かではない)ライブの女子率が急上昇してきました。(ちなみに菊池亜希子さんは、昔からのハロ好きで、公言もしてましたね)
2018年にはーちん、れらの加入が発表された日も、たまたま現場(パシフィコ横浜)にいました。この日のライブは最高だったらしい。
総括。とにかく今日のライブは最高最強だった。わたしが久々だったのもあるけど、多分メンバーの気合いがすごかったから。10人ラストだからだろう、いつも以上に情熱を感じた。本人たちが一番全力で楽しんでるのがジンジン伝わってきて、会場全体にそれが伝播して震えてるように感じた。#アンジュルム
— ハマダ (@bouya119) 2018年11月23日
今日のセトリ、構成、最高だったな〜。MCは2回のみ、最初の意気込みと最後の感想だけ、あとは新メンの紹介を序盤に済ませて、あとはただひたすらに突っ走る!突き進む!必要なもの以外全て削ぎ落として、今の彼女たちの力を全力でこっちに見せつけてくるようなライブだった…格好いい…#アンジュルム
— ハマダ (@bouya119) 2018年11月23日
そしてそしてついに、タケ推しにとって運命の日がやってきました…2019年5月、リーダーあやちょの卒業に伴い、タケちゃんが次期リーダーとなることが発表されたのです。当時のわたしの感想はコレですが…
タケがリーダーなったら、ますます女オタ増えそうで、こっちからしたらいいことしかないな。ふふ
— ハマダ (@bouya119) 2019年5月26日
そして迎えたあやちょの卒コン。わたしも武道館にいました。確かあのとき、「交差点」の途中で、最初に泣き始めて、歌えなくなったのは、意外にも、普段はクールなりなぷだった。それにつられたタケちゃんは、ボロボロ涙をこぼしながら、声を震わせて歌っていたなあ。
「交差点」後のりなタケの絡みは最高でした。
「交差点」後のMCで最初に泣いたりなぷがタケに「誰の卒業?って思うくらい号泣してて〜」と振り、タケ「お前も泣いて歌えなかったじゃん!」りな「え〜?心の中で歌ってたし。ねぇ皆さん」とファンに振ろうとしたところを、タケ「ファンを味方につけるのやめろ〜」の流れ最高だた#アンジュルム武道館
— ハマダ (@bouya119) 2019年6月18日
いや~この公演は泣きに泣いたね。そして笑った。
最後のメンバー感想では、りかことタケちゃんの泣き芸がすごく冴え渡ってて、笑って、笑って、泣いた。タケは、「なんで卒業しちゃうんですか!」と多分半ば本気で言いながら「こんな凄い人の後にリーダーなんてプレッシャーが…」と泣いてて、わかりみしかなかった…#アンジュルム武道館
— ハマダ (@bouya119) 2019年6月18日
タケちゃんは最後の挨拶で、泣きながらすごく弱腰だった。リーダーになることへの不安を素直にあやちょにぶつけてた。
タケ「明日から私がリーダーですけど!ですけど!今日の23:59まではリーダーとして心配しててください!」て言ってて、その夜中までのすがり感が赤ちゃんすぎて可愛いし「というかこれからもずっと心配して見ててください!」って言ってたのには、もう…かわいいかわいいだな…#アンジュルム武道館
— ハマダ (@bouya119) 2019年6月18日
でも、改めて調べてみたら、こんな風に言ってたらしい。わたしの記憶にあるよりずっと前向きな言葉だった。
「またこの場所に戻って来られるようにがんばりますので、この場所を守っていきますので見ててください。安心して卒業しないでいいんで、もうずっと心配していてください。そしたら、わだちょがいつでも見てると思ってがんばります」
引用:アンジュルム和田彩花、笑顔で再会誓った卒業公演「ステージに戻ってくることが次の夢」(ライブレポート / 写真10枚) - 音楽ナタリー
とはいえ、タケちゃんがリーダーになってからというもの…2019~2020年にかけては、アンジュルムにとって波乱の時期となった。2019年にはあやちょを皮切りに、同期のりなぷとかななんが卒業。2期はタケ1人に。2020年に入ってからは、むろ(3期)とはーちん(7期)、ふなっき(6期)が卒業。さらにコロナの影響でツアーが中止になるなど、先行き不透明な日々が続いた。
それでもタケちゃん率いるアンジュルムは、コロナ禍でも着実にファンを増やし、2022年6月には、卒業者なしの武道館公演を達成。このときは「あやちょとの約束を立派に果たしたなぁ」と感慨深かった。わたしは2020年に地元にUターン移住していたので、現場にはいなかったけれど。
そしてその年の12月、最愛の推し、タケちゃんの卒業が発表された。わたしはここ数年、ずっとそのことばかり考えていたので、「ついにきたな」という思いだった。
ついにタケちゃんも卒業か…2期加入を機に推し続けて12年も経つなんて。タケちゃんらしい、完璧なまでの卒業のカタチだなぁと思う。感慨深くはあるけど悲しみも衝撃もあまりないな、わかっていたことで、あとはタイミングだけって感じだったから。卒コン行きたいよう。福岡公演は行けるだろうけども… https://t.co/xJ2AFRVVhb
— ハマダ (@bouya119) 2022年12月20日
入会した。卒業公演の詳細出る前に入れたのは、タケが余裕を持って発表してくれたから。さすたけだよ〜🫶
— ハマダ (@bouya119) 2022年12月20日
卒コン行くために、その日のうちにFC入った。
タケちゃんの卒業について、わたしの思い。
タケの卒業に納得感しかないの、彼女が自分でここ数年、卒業への布石を打ち続けてきたからなんだよね。コツコツと外堀を埋め続けてきたというか。もう準備万端なんだ、彼女も、ファンも。だから「頑張れ!」って言うしかない。応援するしかない。こういうところも人たらしたる所以よな〜罪深いぜ…🫶
— ハマダ (@bouya119) 2022年12月21日
最後の最後までファンを裏切らない、どころか、ファンまで巻き込んで円満卒業に持ち込むスタイル、斬新すぎでは?何なら卒業発表前に今後の夢について語ってて、あとは「いつかな?」って感じで、みーんなわかってたんだもんね。ファンに卒業とその後を応援させるスタイルを卒業前に構築済みってすごい
— ハマダ (@bouya119) 2022年12月21日
あれだけ愛されてて「永遠にアンジュにいてほしい」「卒業してほしくない」ってファンに言われてたのも、みんな「近々卒業する」ってわかってたからだもんね。つまりタケに言わされてたわけよ。今回ばっかりは25歳定年説よりも、ここが彼女の「交差点」なんだな〜って、説得力があり過ぎるのよ
— ハマダ (@bouya119) 2022年12月21日
そして今、この記事を書いている途中の、2023年5月28日。
おそらくわたしが推しと同じ空間にいられるのは最後であろう、タケちゃんにとっての最後のツアーの、最後の福岡公演に参加した。
車内で竹内朱莉さんについてのブログを書くつもりだったが、ソワソワしすぎてそれどころではない…情緒…いやだってね、2012年に初めてスマのライブ行ってタケちゃんに出会ってから早11年、今日でサヨナラなの!?もう会えないの?え!?全然着いて行けないわ…卒コン行く気満々だったからさぁ🫠
— ハマダ (@bouya119) 2023年5月28日
私にとってはタケのラスト公演だ(ろう)から、卒コンの気持ちで臨んだ。ガチ恋でも接触勢でもないのに、失恋したような喪失感…1曲目からガチ泣き。6スマ勢なので、6スマ曲が多かったのがまた泣ける…好き純とか大人の途中とか、まだ幼かったタケの姿がよぎって胸を締め付けられた🥲 #アンジュルム
— ハマダ (@bouya119) 2023年5月28日
タケちゃんと出会って11年…わたしは接触系のイベントに自ら参加したことがない。予期せぬ接触(2014年、公演後の握手会のみ)を除いては。
握手会初参加。タケちゃんの手がめちゃふくふくだったこと、かにょんが一言も喋ってなかったこと(ラストに塩対応について言及してたので、思わず笑ってしまった)、めいが目をのぞきこんできてくれたこと。みんなかわいい!6人みんなが卒業するまで応援するから!(´;ω;`)
— ハマダ (@bouya119) 2014年12月17日
(「6人みんなが卒業するまで応援するから!」なんて書いてるよ〜!やだ〜!来月で応援完了してまう〜)
さて、接触イベに参加しなかったのはなぜか。これは、わたしのポリシーによるものだ。「アイドルは手の届かないところにいてほしいから」ずっとそう思っていた。
でも違ったらしい。だって100%タケちゃんに認知されてないわたしですら、ラストのライブで失恋めいた気持ちになったのだから。接触勢やガチ恋勢は、もはや胸にどでかい穴が開いて、数年はふさがらないのではないだろうか。
つまりわたしは、アイドルとはいつか別れ(卒業)がくると分かっていたから、自分が傷つかないように、無意識にタケとの距離をとってきたのだった。そのことに、最後の最後になって気が付いた。なんと情けない奴だろう…皆さんの勇気に脱帽です
エイエモを聞いて、「タケは青春の全部をアイドルとして駆け抜けてくれたんだな〜」とジーンとくる。一生に一度しかない若い季節を、私たちと出会うために使ってくれたんだよ、しかもこんなに長くいてくれて。ファンの願いを叶えてくれて。本当にありがたい🥲
— ハマダ (@bouya119) 2023年5月28日
でも最後にきたのは、やっぱりタケちゃんへの圧倒的感謝だ。青春をスマイレージ…アンジュルムというグループにささげてくれて、本当にありがとう。出会ってくれてありがとう。こんなに長い間、タケちゃんを推せて、わたしは本当に幸せでした。
「アイドルっぽくない」という理由で好きになった推しだけれど、デビューから12年、名実ともに立派なアイドルに成長して。こんな未来は全然想像できていなかったよ。
卒業後は、とにかく好きに生きてほしい!!書道で人生を切り拓くという夢はもちろんだけど、今までできなかったいろんなあれこれを経験してほしいなあ。
(個人的には「根っからプレイボーイ」の歌詞に出てくるようなヒトと出会って、夢中になったり、振り回されたりもしてほしい。曲聴きながら「こんなヤツを好きになっても、タケなら楽しめそう」だなって考えて、楽しくなってた。)
最後に、わたしが12年タケを追いかけてきて「ここだな」と思う、竹内朱莉の魅力を。
①感覚の鋭さと表現の幅広さ
感受性が豊かで、歌、ダンス、書と、いろんな表現を持ってるところ。わたしが好きなのはやっぱり歌だなぁ…あのきゅるフワっとしたかわいい声、ハネたリズム…もう当分?聴けないなんて信じたくない!わたしは耳が悪いのか?声を聴き分けるのが苦手なのだけど、タケちゃんの声は声質や歌い方で一瞬で聴き分けられる!
②努力家で自信があるのに謙虚
①でまとめた通り、タケちゃんはセンスと才能にあふれている。にもかかわらず絶え間なく努力を続ける。彼女が「これで良し!」と思えるところまで。自分はもちろん、メンバーたちのことも、しっかりステージに立てるようにサポートして、ひっぱりあげる。
タケちゃんのパフォーマンスは自信にあふれている(ように見える)が、これはたゆまぬ努力あってこそだ。自信をもってステージに立つために、努力を惜しまない。
そして、ここが重要なのだが、自信を持ってパフォーマンスをしている反面、彼女は非常に謙虚だ。図に乗ることはまずない。謙虚なのは、生来の恥ずかしがりや照れ屋であることも関係しているのかも。かわいいかわいいですね
わたしは参加できなかったのですが、ハタチのバーイベでお母さんからの手紙を読む企画があって、活動を始める前に、手を抜かない、時間を守る、誤解を招く行動は避ける…といった、いくつかの約束をしたというエピソードがありましたね
探してみたら、よそさまのツイートがあったので、引用させてもらいます
竹内朱莉バースデーイベ2回目。お母さんからの手紙超要約。
— グッピー佐藤 (@good_p_sato) 2017年11月22日
母「ハロプロエッグに入る時に、人に迷惑をかけるようなことをしたらすぐに辞めさせると約束したけど、ずっと守ってくれた」
タケ「私、会社に一度も迷惑かけてないから!社長に怒られるよりお母さんに怒られる方が怖いので」 #ANGERME
竹内母からの手紙でオーディション合格したときに厳しくルール守るよう約束したタケちゃん
— とざまさん (@tozamasan) 2017年11月22日
だから「マジで超会社に迷惑かけてない」と言ってヲタ拍手
会社に言われたことに口答えすることはあるけどそれは2期だからというのがあるので、迷惑かけてないと力説するタケちゃん#ANGERME
口答えはするけど、迷惑はかけてない、っていうのがいいですね。するべき主張はするけど、迷惑はかけないっていう。自由人に見えて、本当はすごくまじめで品行方正なところが最高に好きです。度を超えたケチさも庶民ぽくていい
③仕事は「楽しんでやる」というポリシー
わたしも仕事は「楽しんでやる」派なので、これは非常に共感できるところです。特に、タケちゃんのようにリーダーという役職にある人が、率先して楽しむ姿を見せるのはとても大事。どんな苦境にあっても、リーダーが笑顔で、楽しそうにしていれば、グループの雰囲気はそう簡単には悪くなりません。あやちょリーダーとは違う、自分なりのリーダー像を見つけて実践したタケはほんとにすごい!
【竹内朱莉さん】ハロプロ流リーダー論「自分も楽しむ気持ちが大事。自信のなさを力に変えて!」 | MORE
④素直さ、まっすぐさ
タケちゃんはアイドルっぽくない。模範的な?「アイドル像」とは全然違う。品を作ったり、媚を売ったりしないし、できない。おそらくは、したくないから。
バリバリの財布を長いこと使い続けていたのも、水着になりたくなかったのも、「ただ、それで十分だったから」「ただ、やりたくなかったから」という理由が一番にくると思う。(もちろん他にもいろんな思いがあると思うが)これは彼女が素直でまっすぐだから。だからこそ、人間としてすごく信頼できるし、惹かれる。
⑤圧倒的なまでの包容力(愛され、人たらし)
タケちゃんが彼女にしかできないスタイルで、リーダーとして大成功したのは、やはりこれが一番大きな理由だと思う。「この人がいるから大丈夫」という安心感がタケにはある。ファンにとってもそうだし、メンバーにとってもそうだったと思う。精神的支柱、ってやつだ。しかもこれ、本人が計算でやってない、無意識でやってると思うので、天性のものだと思うんだ…
↓これ思い出した
アンジュルムのabema見てきたのだけど、タケさんいまだに500円しか持たずに渋谷くんだりまで出てくるのかわいすぎるし、後輩たちをナンパから「喋りかけてくんなっっ」で守るのイケメンすぎた…衣装かわいいし…推せる、推せるよ~!
— ハマダ (@bouya119) 2016年8月23日
蛇足ですが、ついさっき、ライブの余韻で「ええか!?」口ずさんでたら、この歌詞めちゃタケイズムだな!?となったのでご紹介。
大きな希望 この胸に掲げて
小さな努力 日々続けたい
(中略)
大きな期待 一身に背負ったり
小さな誤解 そのままだったり
愛するから 愛してるんだから
ドリームを この手に
特にラスサビの歌詞は、タケちゃんがリーダーになってから、卒業するまでを彷彿とさせるような…と思って、感動しました。
とはいえ卒業公演まであと15日!あとたったの2週間!?ひい!!
わたしは残念ながらチケット取れず(卒コンのためにFC即再入会したのに申し込みミスった、ポンコツ)おそらくライビュで見ますが、最後まで駆け抜けて!思いっきり!!わたし(たち)はその姿をじっと、ただじっと見ているから!もう、「ファンのために何かしよう」なんて思わなくていいから。ただ自分だけのために、アンジュルムでいる最後の日々を過ごしてほしいです。
最後の瞬間まで、「アンジュルムのタケちゃん」が大好きです(もちろん、そうでなくなっても、ずっと好きです)。心から応援しています。
※1
“つんく♂路線継承”のJuice=Juiceと“脱・つんく♂”のアンジュルム 両グループの方向性を分析 - Real Sound|リアルサウンド
やっぱり妊娠はつらいでしかない【4度目の妊娠とそれまでの顛末】
またまた前回のエントリから1年以上が経過してしまいました。実は昨年秋に夫婦で仕事を退職し、コロナ禍真っ只中に地元の福岡にJターン移住(わたしの出身町の隣の市)しました。
2019年1月に埼玉から都内(目黒区)に移り住み、2020年10月に東京を引き上げたので、都内にはムスコが1歳になる前から2歳半になるまで、2年弱住んだ感じですね。
移住した理由の一番はコロナ…ではなくて「2人目問題」。わたしは妊娠すると悪阻で入院するのがほぼ確定しているので、現状わたし不在の数ヶ月、夫と上の子だけでは生活できないからというのが理由。そのため2人とも仕事を辞めて、実家と義実家のある地元に戻るという選択をしました。
10月に移住したのは、ムスコを4月3歳から認可保育園に通わせるための申し込みが、11月までだったから。そう、また保活やっちゃいました。夫は保育園の送迎ができる(=ワンオペ育児可能な)職場に転職し、わたしは保活のためにフリーでライターの仕事をし、実績を積みました。
秋〜春までムスコは週2で実母に、週2で隣町の託児所に預け、わたしはその間に仕事を。綱渡りのような毎日でしたが、苦労の甲斐あり、4月からチャリで10分のところにある認可園に入ることができました!すごい!…まぁ移住前に散々リサーチして、実家に近い待機児童ゼロの市を移住先に選んだのも大きいんですが。よくやったわたし。
ちなみにムスコはもう3歳なので、もし保育園に入らなければ、延長保育のある幼稚園に入れるつもりでもありました。(保険かけまくり)
…と、話を元に?戻しまして、移住してからゆるりと妊活を始めましたが、なかなか授からず…生理も不順だったので、婦人科を受診してみることに。それまでは自然妊娠だったので、初めての不妊治療(というほどのことではないけど)になるのかと思いつつ。
そしたらPCOS(多嚢胞性卵巣症候群)が判明。薬を飲み始めました。2月にクリニックに通い始めて薬を飲んで、生理がき始めて3月のタイミングをとりそこね(風邪を引いた)4月の最初のタイミングで妊娠、5月に発覚したという流れです。すんなりいってよかった…ありがたい。
しかしご存知の通り、わたしの場合はここからが地獄です。5月の下旬に妊娠がわかり、最後にまともに食事ができたのは5月末。6月からは悪阻が本格化し、20日で体重が5kg落ち、週1くらいのペースで産婦人科で点滴に通っていましたが焼け石に水。6月24日(10w)からいつものように吐き通しになって入院しました。以降、一度も入退院を繰り返すことなく、10月2日(25w)まで、3ヶ月強、101日間入院。体重は10kg落ち(臨月でほぼ戻りました)、保険金は100万近くおりました。笑えん
入退院を繰り返さずに済んだのは、産婦人科の対応ありきです。これまでわたしが悪阻で入院してたのは、市立の総合病院だったけど、今度は個人クリニック。悪阻に理解のある先生が主治医で、基本的に退院を急かされることはありませんでした。しかも追加料金なしの全室個室…まぁそれが仇になって、入院期間が長引いたのはあるかもしれないけど。環境がよかったので、ライターの仕事もボチボチと続けられました。
しかし今回の入院は、コロナ禍だったから家族と面会もできず(まだ3歳のムスコとも1週間に1回、荷物の差し入れ時の5〜10分しか会えなかった)メンタル的には悲しいものがありました。これまでは夫が仕事の間を縫ってはずっと病室にいてくれたから、状況が全然違う!1人で悪阻と闘った…という感じです。
まぁでもわたしは入院生活が得手な方で、1人でいるのも得意なので、悪阻による体調不良と比べたら、孤独や点滴も甘んじて受け入れられましたね。入院生活の孤独や点滴が苦手な人にとっては地獄かもしれない。
今回の悪阻はなかなか手強くて、週数重ねてもなかなか食べられず、食べられるものも増えず(偏食が酷い)、逆流性食道炎気味で食後のだるさや胸焼けは今(37w)もなお続いてます…ムスコの時よりも酷い。1回目の死産した時と変わらないくらいかも。でも今回、お腹の子の成長は順調なので、そこのところは本当によかったです。ありがたい。出産予定は1月15日でしたが、ムスコの時と同じで計画無痛を希望していて、新年早々にも出産になりそうです。
次に書くのは産後かな…たぶん授乳地獄についてだという予感がします。ムスコの時にあれだけ苦しまされたから、2人目とはいえ、また悩むんだろうなぁ、と。仕事もフリーランスなので、取引してるクライアントが4つくらいあるんだけど、継続のために産後1ヶ月から少しずつ仕事復帰したくて、混合にするつもりではあります。
前回は一度完母になったけど、結局断念したし、完母より混合の方がラクなくらいだったし。(過去エントリ参照)お腹の子は来年度の夏までには保育園入園を目指して、保活予定です。ムスコと同じ最後半年くらいかな。
ではまたその日まで。
根無し草一家の放浪記
久しぶりの投稿になります。
どんなテンションでブログ書いてたか忘れた。
コロナ禍も一区切りつきましたね。我が家では2か月近く自宅育児生活でした。夫は通常勤務、わたしの出勤は週1程度だったけど、明日から通常勤務。ムスコも久々の登園。
ひとつ前のエントリで、ムスコの保育園入園にあたってのグッズ購入について書いていましたが、とっくの昔にムスコはその園に通っていません!それどころか、結果3か月しか通っていません!布団とか布団カバーとかバッグとか紹介していましたが、3か月しか使わず、クロゼットの奥に眠っています。ははは
その辺の顛末だけでもまとめとこうかな、と筆を執った次第です。
ざっくりとしたスケジュールは以下の通り。
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2018(平成30)年~2019(平成31)年
3月 ムスコ誕生
10月 ムスコ初めての認可外保育園入園
10月下旬 わたし職場復帰
11月下旬 都内に住む計画が持ち上がる…
物件探し、引っ越し前後のW保活
1月下旬 都内某区に引っ越し(夫退職)
~3月 年度末のためムスコの途中入園断念
夫、専業主婦に
新年度4月からの保活
4月 認証保育園入園
1歳児クラスでムスコ慣らし保育開始
5月 夫新しい職場で勤務開始
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いやもう今振り返ってもすごいですね、怒涛。よくやったわ我々。物件探しと保活の同時進行は正直かなりきつかったです。離乳食期の0歳児連れの引っ越しもなかなか。
ムスコの妊娠中に一度、0歳で一度引っ越しをして、保活は、最初の認可外、認可×2(引っ越し前後)、認証、認可(転園するかどうか迷った。結果しなかった)と、5回やりました。見学した園は30くらいかな?そしてすでに次の保活を始めているという…このことについてはまた別エントリで書けたらと思います。
あと、書いておきたいのは、ムスコの発達遅延についてかな。と言ってもごく軽いもので、歩き始めたのが2歳直前(つい最近)だったんだけれど、まあ普通は1歳前後で歩き始める子が多いので、かなりやきもきしたという話です。
今も動きはかなりぎくしゃくしていて、腰は座っているとは言いつつも、ゆるくて、滑り台にしっかり座って滑れない(滑るスピードに上半身の筋肉で耐えきれず、頭を打ってしまう)のが目下の心配事。多分体が緊張しているのと、筋肉がしっかりしていないのと、体の使い方が下手なんだと思うんだけど…診断がつくほどのものでもないグレーゾーンなので。あと気がかりなことは臍ヘルニア(でべそ)と斜視かな。
また書きたくなったら書きます。夫婦関係とかムスコへの贈り物の話など、まとめておきたいので。でもその時には状況がガラっと変わっているかも。ではその日まで。ドロン
保育園グッズを揃えました
保育園ならではのグッズ、揃えるのに、自分なりのこだわりを持って、1円でも安いものを、ネットとリアルで比較検討しまくったので、ここにまとめておきます…参考になれば幸いです。
①お昼寝敷布団
まず第一条件として、昼寝布団セットは不要なんです。なぜなら、保育園からの指定が、敷布団(シーツ)とバスタオルだから。結構こういう保育園多いみたい。だいたいあのセットは、敷布団、掛布団、それぞれのシーツ、枕、バッグその他諸々…がセットになって、まぁまあ安いんですが、掛け布団と枕、その他はいらないんですよね。要らないものにお金を払うなら、高くても良い敷布団を買おうと思ってました。
わたしのその他の条件としては、持ち帰りが楽なように、薄くて軽くて、でも固くて底付きはせず、二つ折りと三つ折りができて、家の洗濯機でも丸洗いできるもの…あとお昼寝用なので、サイズは120×70で!
意外と条件を全て満たすものはないものです…検索しまくった結果、天然素材ではないんですが、楽天のサーナというものに落ち着きました。吸汗、放熱、消臭効果があって、特にアンモニア臭に強いという、赤ちゃんにぴったりの敷布団です。
本当に驚くほど薄いんですが、大人が寝てみても底付きしない!あと軽くて固いけどぐにゃぐにゃです。自立しないから、立てて干したり風通しはできませんので注意。そのかわり、二つ折りも三つ折りも自由自在です。5000円だから、相場からするとお高めです。
②お昼寝敷布団カバー
これはわたしとしては結構盲点だったんですが、120×70のお昼寝敷布団の専用カバーが意外と少ないんです。だから高い!シーツ1枚に2000円とか平気でします。
これはもう最安値でいいかな(できればガーゼ素材が良かったけど、うちのムスコは肌が強いし、洗い替えも買うことを考えると…)と探したところ、平成30年夏の時点では西松屋の999円が最安値でした。
ファスナー式。可も不可もなく、といった感じ。綿100%なのはありがたいですね。無地白系が良かったんですが、全部柄モノなのが残念かな…許容範囲の、アイボリーにソフトブルーとピンクの星柄を選びました。
- ジャンル: キッズ・ベビー・マタニティ > ベビー > 家具・ねんね > 布団カバー・シーツ
- ショップ: 西松屋チェーン楽天市場店
- 価格: 999円
③お昼寝布団バッグ
そしてこれらを週末に持ち帰るためのバッグ。120×70のバッグを三つ折りにするとしても、45×80、マチが15cmくらいあるバッグがいりますよね。そんなに大きいバッグはうちにはなかったので探しました。
これも大体ネットの相場は2000円しないくらい。布団運ぶだけなのに高いな〜!最安値を探しました。うちは車送迎なので、撥水機能はいらない、入れやすさと畳んだ時の厚みだけ考えて、キルトのものは避けて、少ししっかりしたナイロン地のものがいいかなぁと。
そしたらこれは西松屋じゃなくてバースデイが最安値。しかも色が可愛いです。帆布のトートバッグ風デザイン。税込1280円。買った後で気づきましたが、二つ折りだと収まりません。三つ折り対応。保育園では二つ折り保管されてるので、持ち帰り時には三つ折りにしてもらうことになります。まぁサーナの敷布団は折り跡つかないから、結果的には問題なし。
makepono お昼寝布団バッグ各種 | ベビー・子ども用品 バースデイ https://s-birthday.com/item/83982/
④バスタオル(タオルケット)
タオルケットは購入すべきタイミングがあります。それは、夏のセール時。西松屋の夏のセールでタオルケット50〜70%オフになります。
わたしはたまたまこの時期に入園準備をしていたため、元値2000円前後のタオルケットを70%オフで300円くらいの価格で4枚くらい購入しました。もし4月入園を検討しているなら、前年の夏セールを狙いましょう。
ちなみに、うちの保育園はタオルケットではなくバスタオルで指定されていましたが、タオルケットでも問題ありませんでした。多分サイズが合っていれば大丈夫かと。一般的にバスタオルと子ども用タオルケットのサイズはほぼ同じことが多いようです。120×70±10㎝のものが多いみたい。
バスタオルの値段は、西松屋で定価700円くらいのものが多いようです。
- ジャンル: キッズ・ベビー・マタニティ > ベビー > おふろ > 湯上りタオル
- ショップ: 西松屋チェーン楽天市場店
- 価格: 699円
④口拭き用ミニタオル
うちはまだ0歳児なので、ループ付きの手拭きタオルは必要ありません。居るのはミルクとか食事の時に口まわりを拭うミニタオル。このサイズは20×20㎝。品質も値段もピンキリなんですが、1枚200円くらいかな。
わたしは理想的なものを見つけました。表はパイルで裏がガーゼのものです。キャラものを好かないので、そこだけ不満ですが、まぁ許せるかな、と、こぐまちゃんとミッキーミニーをチョイス。色合いもかわいいです。1日2枚持たせるとして、洗い替えのことも考えて3枚組を2セット購入しました。
ほかに同様のタイプでリサとガスパールとトーマス、ハローキティの柄あり。
- ジャンル: キッズ・ベビー・マタニティ > キッズ > 雑貨・小物(お弁当グッズ・タオル・文具類) > 子供用タオル・ハンカチ > ハンドタオル・ハンカチ
- ショップ: タオル大好き屋
- 価格: 540円
⑤お名前シール
まぁ当たり前のことなんですが、保育園…服とかグッズとかの持ち物、全てに記名必須なんですよね〜(涙)いやもう想像しただけでしんどい!何か便利アイテム!ないの!?てことで調べて行き着いたのがお名前シール。スタンプとか自分で記名するタイプのとかアイロンシールとか色々ありますが、わたしが選んだのは、水に強いタイプの、グッズ用のシールと、アイロン不要の衣類向けのタグシールの2種類です。デザインもかわいいし、手間考えると、このくらいのコストならかけるって方多いのでは?わたし自身、手間と時間とお金を天秤にかけました。
⑥おむつスタンプ
これも記名グッズ。紙おむつ、全部に記名しないとなんですよね〜。そんなの毎朝?やってらんねぇよ!ということでスタンプ。
オムツのスタンプで有名なのはシャチハタのおむつポンっていう商品ですが、なんとこれインク充填式じゃないため、毎回インクパッドにつけてからの押印が必須。ひぇ〜てことで、連続捺印ができるタイプを買いました。
口コミはあまりよくない…でもわたしには充分でした。そもそも口コミで不評なのは、インクが乾きやすいという点。毎朝数枚押すというスタイルをとっていると、毎日インクの充填が必要だと。まぁ大きめサイズなので、おむつの枚数や日にちによってはインクの充填も必要だろうなとわたしは納得。
面倒なことはとにかく避けたいので、うちでは2週間に一度、夫と2人でおむつ丸々1パックまとめ押ししてます。一回のインク充填で50枚くらいは持つかなという印象。1パック押すのに20分くらいです。毎朝数枚押したり、まとめてマジックで記名するよりは作業効率よさそうだし、精神衛生上もいいです。
ちなみにこれ、スタンダードなタイプとコンパクトタイプがあり、口コミで、コンパクトタイプは服のタグにも押せる、とあったので、わたしは一石二鳥!と思い、コンパクトタイプにしましたが、小さいです。通常、保育園では大きい記名を求められるので、あちらからチクリと言われる可能性もあるかも。タグには問題なく押せますが。
ミルクを足して良かった
前のエントリーで、母乳育児の苦しみについて、偉そうに?語っちゃってましたが…4ヶ月検診で体重の増えが少ないことを医者に指摘され、ミルクを足すよう指示され、5ヶ月に入った今、完全混合になりました!そしてこれが運命の分かれ道となりました。いい意味で。
前記事では、完母が軌道に乗った、母乳量は足りていると書いてましたが、あの時点ではそう思ってたんですよね。信じていたというか。実はあの記事を書く前、母乳不足感とムスコの体重の伸び悩みで悩んでいて、市の新生児訪問でいらした助産師さんに色々聞いたんです。
当時の悩み。ひとつは頻回授乳(1日12〜15回、1時間半から2時間置きで間隔が空かない)に加え、長時間(1回30〜50分、1日トータル300分とか)のちょこちょこ授乳だけど、母乳量は足りているのか。ふたつめは昼寝をしない、抱っこでないと寝ないし続けて眠れない、1日10時間寝ないことがほとんどだけど大丈夫なのか。この2つが当時の大きな悩みでした。
それに対する助産師さんの回答は、1日15回授乳なんて全然多くないし、1回1時間超えなければ普通。カウプ指数低いけど、成長曲線入ってる(ギリギリ)から大丈夫。寝ない子は寝ない。ということで、当時のわたしはこの回答に大いに慰められ、そうか、この子は痩せ型でたくさん飲んでも太らないんだ。寝ない子なんだ、それもこれも個性なんだ。と思ったのでした。
でもね、違いました。個性じゃなかった。単に母乳が足りてなかったんです。母乳推進の方による「母乳が出ない、足りないということはありえない。頻回授乳さえすれば解決する」という意見をよく目にしますが、あれ、嘘です。どんなに頻回授乳を頑張っても足りない時は足りません。頑張ったって出ないこともあります。現にわたしは新生児期から4ヶ月までずーっと頻回授乳やってきましたが、足りてなかった。多分途中までは足りてたけど、ある時期から需要に供給が追いつかなくなってたみたいです。3ヶ月頃から体重が伸び悩んでて、心配してたので、多分その頃からかな。
ミルクを足して、ムスコは変わりました。まず、授乳間隔が空いた。前はグズる不機嫌なムスコを抱っこして、騙し騙し必死で2時間空けてたのが、ニコニコご機嫌のまま、余裕で3時間、4時間空くようになりました。そして、昼寝が抱っこなしで1時間とかできるようになって、1日の睡眠時間が12〜14時間に伸び、夜起きることも少なくなりました。夜間、前は5回以上起きてたのが、今は2、3回です。
つまり、前は常に空腹だったムスコ、出ない乳を必死で吸って、吸ってない時は不機嫌に泣いて、空腹だから寝付けなくて…という状況だったわけですね。これが、ミルクを足すことで解消されたんです。もちろん体重も増えました。書いてるだけで泣きそう。ムスコが不憫で。親の不勉強とエゴで、無駄に苦しめてしまいました…いや、わたしの場合は勉強しすぎの頭でっかち故かもしれないな。
本当に可哀想なことをしていたなと今は反省しています…頻回授乳が、ちょこちょこ飲みが、寝付けないのが、小柄なのが、全て個性だと信じていたとは!助産師さんの言葉があったとはいえ、結局はわたしもムスコ本人を見ずに脳内が母乳優先になっちゃってたのかもしれないなぁ、と。
4ヶ月検診で先生に体重の増えが少ないことと、頻回授乳を指摘された時、母乳足りてないですよ、って言われてムッとしたんですよ、わたし。だって頑張ってたから。1日300分、5時間の授乳ですよ。今になって考えると異常です。でもわたしは頑張ってた。ムスコが飲みたいだけ吸わせてた、つもりだった。ムスコはたくさん飲むなぁと思ってた。だって出てると思ってたから。先生に言い返しはしなかったけど、頭の中ではそれはムスコの個性なんだよ!と思ってました。痩せ型なのも、ちょこちょこ飲みなのも、長時間授乳も、ショートスリーパーなのも全部ムスコの個性なんだよ!と。あ〜今考えてみると、本当に愚かですね。ムスコもわたしも先生に救われました。
ミルクは今は昼間だけ、400とか500mlくらい足してるんですが、今や母乳は1日8回くらい、1時間そこそこしかあげていません。多分量としてはミルクと母乳半々くらいかな。わたしはムスコの寝かしつけにはおっぱいが必須だと思い込んでたんですが、今夜、ムスコはおっぱいでは寝ず、ミルクを飲んで寝ました。わたしが勝手におっぱいに、母乳に依存してたんですね。母であることのアイデンティティを母乳に見出してた。ムスコはそんなこと気にしてないんです。大して母乳に執着してない。お腹が満たされればそれでいい。こんなにシンプルな、簡単なことに、5ヶ月間思い至らなかった自分が寂しいやら恥ずかしいやら。母の道は茨の道です。次の関門は職場復帰。どうなることやら、またご報告します。
母乳育児の苦しみ
さてさて、ムスコも3か月を迎えました!ここまできた!すごい!えらいわたし!
産後はやはり怒涛の日々です。わたしの場合、産後1か月半は実家に夫と身を寄せてたので、家事は母にほぼ丸投げして育児に専念できたし、夫はわたしより器用に何でもこなすタイプの男なので、育児も任せられる部分はお願いしてたけど、それでも…!
何がそんなに大変なのかっていうと、授乳、授乳ですよ!これに尽きる。誰にも代わってもらえないんだもん。四六時中、朝から晩まで、2時間おきとかであげ続けなきゃいけないんだもん。産前からある程度の苦しみは覚悟して、本とか読んで予習してて、だからこそ母乳にこだわりすぎず混合でいこうと考えてて、かつ乳腺炎とかの本格的なおっぱいトラブルがなかった(今のところ、ない)わたしでさえこんなに苦しんだんだから、何も知らずに母乳始めちゃった人とか、こだわり強い人とか、母乳トラブル多い人とかはもう地獄だと思う…母乳地獄…わたしの場合、産中、産後の苦しみの1位、2位が悪阻と母乳育児でした。です。
ここにわたしの母乳育児の記録を残しておきます。意外にも、母乳育児の苦しみについて詳細に取り上げたブログってあまりなさそうなので、誰かの参考になれば嬉しいです。授乳関連のお役立ちグッズも紹介します。
まず、前提として覚悟しておかなければならないのは、現代日本は完全に母乳信仰社会だってこと。大げさに言うと、「母乳=善・ミルク=悪」くらいな構図があります。産後、男女問わずいろんな人に聞かれます。「母乳で育ててるの?」「おっぱいは出てるの?」と。恐ろしいことにこれ、聞いてる本人は100%(たぶん)善意で聞いてます。すごいよね。相手が事情あってミルクだったり、母乳少なくて混合だったりして悩んでるかも、とかって一切考えないんだろうか。身内ならともかく、赤ちゃん連れてたら他人にまで聞かれますからね、これ。でも文句を言っても仕方ないんです。だってこれが現代日本社会の現状だから。こういう文化なんです。
しかし!この現状に苦しむのは母親たち。子供を産んで初めて「母乳=善・ミルク=悪」なんだ!ということを知り、母乳育児を満足にできない自分を責めます。責めまくります。ただでさえ、産後のメンタルは不安定なのに、ここにこの母乳問題が加わり、拍車をかけます。予習済みで、社会の風潮も知ってて、対策も練っていたわたしですら、それはもうつらかったです。実母がわたしを完母で育てた話を聞いたり、夫がミルクを足し渋るのを見たりする度、「みんなわたしが完母育児することを望んでいる…」「母乳が満足に出ないわたしを責めている…」「母親失格だ」と自分を責めまくり、欝々として、新生児期は特にムスコ自身のことを見てやることができず、余裕のなさゆえにかわいいともあまり感じられませんでした。あんなに望んで授かったわが子なのに。
ミルク育児は悪じゃない!確かに母乳にはメリットがいろいろありますが、だからといってそこに囚われてしまうと、お母さんの精神がどうにかなってしまいます。母乳育児がしたいという気持ちを否定する必要はありませんが、ミルクやそのほか母乳グッズもうまく取り入れて育児ができると、かなり楽になると思います。誰もがすんなり母乳育児できるわけではないので。むしろすんなりいかない人の方が多いんじゃないかな。ミルクで育てたって愛情がないわけじゃなし、先進国ではミルク育児の方がポピュラーらしいし、気に病む必要はありません。
わたしが妊娠中に読んだ本はこれ。母乳とミルク、若干母乳寄りではあるものの、なるべく中立的立場を意識して書かれた本です。入門編として産前に読んでおくことをおすすめします。
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さて、ここからがわたしの体験談。
わたしの乳のスペックとしては、産前、乳頭マッサージはほとんどしておらず、予定日の前々月くらいから左胸の底筋?がズキズキする症状が見られ、乳頭を揉むと両方の胸から母乳がにじむような感じでした。
まず、わたしが「母乳つらい」となった背景に、産院がかなりの母乳推進派の病院で、わたしがそのことを深く考えていなかったということがあります。ちなみにその産院は、なるべく母乳、くらいな感じではなく、絶対母乳!母乳万歳!赤子の限界まで糖水、ミルク足さない!ゴムやシリコンの乳首も使わない! っていうガチな方針でした。実際問題、現場の助産師さんたちはそこまでシビアにはやってなかったけど。
わたしの母乳との戦いは、カンガルーケアから始まりました。分娩室で、産まれて数十分後のできごと。ムスコは食欲旺盛で、わたしの胸の上で乳を探し当て、吸い付きました。同日からもちろん母子同室、3時間ごとの授乳教育(スパルタ)が始まりました。
この教育がどんなものかというと、助産師さんの乳頭マッサージと、ムスコに乳を咥えさせ(吸わせ)る授乳練習がセットになったもの。マッサージはもうそりゃめちゃめちゃ痛いです。痛いの痛くないのって。しかも、手練れの助産師さんが3時間おきにマッサージしたところで、乳はそう簡単に出るようにはならないのです。わたしは産後2日で精神的にかなり参って、助産師さんにそう伝え、そこで手マッサージの代わりに導入されたのが、メデラの自動搾乳機、シンフォニーでした。
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これでかなり楽になった!直接手でしごかれるより、機械に圧をかけられる方がわたしはよっぽど楽でした。このシンフォニーは、搾乳機ではかなり優秀なやつで、赤ちゃんの吸啜に似た動きをすることで、母乳の分泌を促す仕組み。乳頭を授乳向けに開発(柔らかく、伸びるようにする)してくれます。病院向けにしか販売されておらず、一般にはレンタルがあるそうです。
わたしはムスコとの直母の相性が良くなく、入院中はこれを、退院してからしばらくは同じメデラというメーカーの手動搾乳器、ハーモニーを使ってました。 購入予定でしたが、数年前に出産した叔母が新品同様のものを持っていたので譲り受けました。これは5,000円くらいで買えます。直母に悩む方にはぜひ試してほしい!わたしはこれで直母できるようになったし、今は乳腺炎になりそうなときとか、外出時搾乳するときとかに使ってます。
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さて、うまく直母の授乳ができないままにスパルタ産院を退院後、始まったのは、授乳レッスンと搾乳、ミルク足しの生活…わたしの場合、搾乳生活を1週間続けたのですが、これは結構ハードだった…3時間おきの「直母授乳→搾乳→哺乳(私の搾乳中、夫に前回搾乳分の湯煎した母乳を飲ませてもらう)+時々ミルク追加」が昼夜続くわけで、1人じゃとても無理だったと思います。搾乳には、前出のメデラのハーモニーを使って、直母には、入院中にポチったメデラのニップルシールド ソフトを使っていました。
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これはわたしの救世主でした。妊娠中に買っておけばよかった。わたしとムスコの場合、直母がうまくいかなかったのには、いくつかの原因があったのですが、中でもわたしの乳頭がまだ直母できるほど柔らかくなっていなかったことと、ムスコの鼻が小さめだったため、吸啜と息継ぎがうまくできなかったことが主な要因だったみたいです。直母をするとギャンギャン泣かれて、かなりつらかった。
それがこのニップルシールドを使うと、うまく直母することができるようになりました。本来の用途としては、傷ついた乳頭を保護するためのものなのですが、これを使い続けることで、乳頭が柔らかく伸びるようになり、使っている間にムスコの鼻も成長、吸啜も上手になって、3か月でようやく、保護器なしで直母できるようになりました。
母乳育児が軌道に乗るのには100日見たほうがいいとよく言いますが、本当です。あまり神経質にならず、ゆったり構えて大丈夫です。ゆったりと言いつつ、産後、授乳で悩みまくったため、この本も参考にしました。ブログが元になっているため、記事はネットでも見られるのですが、やっぱり本としてまとまっていると見やすいです。
これはWHOの母乳育児のガイドラインを元にしているため、かなりスパルタ寄りの完母を目指すための本なのですが、理系という側面から、根拠を持った解説がしてあり、とても参考になります。でもあまり追い詰められないように、くれぐれも注意してください。
母乳量も問題なく、ほぼ完母になったわたしたち親子ですが、それでもわたしがしんどいときや、母乳が不足していそうなとき、誰かにムスコを預けるときなど、1週間に数回はミルクを与えていて、あえての「混合育児」を選択しました。
なぜなら、完全母乳には母乳以外の選択肢がないからです。全責任が母にかかってくる。このプレッシャーは相当なものですし、完母にすると少なくとも半年近く、母子はべったり離れられない生活を余儀なくされます。わたしはムスコがいても、夫のように一人で外出したいし、母乳に振り回されずに仕事にも復帰したい。何より、「わたしは完母で息子を育てている」という重圧が精神的にとても苦しかったので、逃げ道としてミルクも残しておきました。もしわたしに何かあったとしても、誰かがムスコにミルクを与えて育ててくれる。そんな安心感もあります。
ちなみにミルクはらくらくキューブを使っています。
単価はほかの缶入りミルクより高いですが、1つのキューブで40mlのミルクが作れるお手軽さ、個包装なので清潔、かつ外出にも便利なので。あと、粉と遜色ない溶けやすさです。完母寄りの混合だと、そこまでたくさんミルクが必要というわけでもないので、とてもおすすめです。
哺乳瓶は、メインで母乳実感に母乳相談室の乳首を付け替えたものを使っています。
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新生児期は、搾乳やミルクの量も少ないので、母乳実感100mlのセットも役立ちました。今もちょい足しの時などに便利です。
長くなったので、今回はここまで。また書きます。