ネテモサメテモ

強がったポーズの女の子

悪阻でとれる仕事の休み【悪阻入院5回目記録】

今回、前科もあるということで(一度目の妊娠で、死産するまで悪阻のぶり返しが幾度か続いて、結局復職できなかったこと)、上司からのすすめもあり、産休まで休職することになりそうです。

悔しくて泣きましたが、職場側としてもそちらの方が対応しやすいですもんね…

今まさにその手続きを進めていますが、これまでにわたしがとった悪阻による休みについて、まとめてみようと思います。

前提として、わたしは地方公務員ですそのため、かなり恵まれた環境にいます。そのことも加味した上で、ご参考にしてもらえればと思います。

① 有給休暇

単発で休みをとりたいとき、まず使うのは有休かと思います。

わたしの場合、1年に20日、有休がとれます。年末で新たに20日の付与があり、2年の持ち越しが可能なので、最長40日持つことができます。

ちなみに、育休中も新たな付与はされるのが、スタンダードみたいです。出産後の有休は貴重だと思うので、そのことも確認しておくといいかも。

今回の悪阻で、わたしは初っ端入院したので、有休をとることはできませんでした…涙

②妊娠症状に関する休暇

色々な名称があるようなのですが、つわり休暇だとか妊娠障害休暇、妊娠症状対応休暇など、全て同じものを指します。

すなわち、妊娠による症状に対する有休のようなもので、1〜2週間分用意されてるようです。これは、妊娠ならではの休暇なので、とれる環境であれば、とりたいですね。

わたしは有休と同じ理由でとれませんでした…

③病気休暇

悪阻に限らない、病気に対応する休暇です。

病気休暇は、医師の診断書により、職場に申請する休暇で、基本的には有休と同じで給与が貰えます。ただ、期間が限定されており、わたしの場合は3ヶ月まででした。

この病気休暇の期間を過ぎると、④の休職に移るという流れが一般的なのかな?と思います。わたしはそうでした。

④休職

③の病気休暇との違いは、診断書に留まらない、医師による審査の可能性があること、給与の制限、期間が長いこと、雇用解雇等に繋がる可能性があることが挙げられるかと思います。

医師の判断によっては、 数ヶ月、半年などの単位でとれますが、給与は減給や無支給になる場合がありますこのような場合には、健康保険などから傷病手当なるものがいただけるそうです。

わたしの場合、妊娠による悪阻が原因なので、産休まで休職をとる形になります。

病気休暇3ヶ月+休職3ヶ月で産休に入る予定です。

悪阻で産休まで入院するというパターンはかなりレアかと思いますが、わたし自身がそうなってしまったので、なくもないことかな、と思います。

悪阻で休みをとるって、すごく気が引けることなのですが、なってしまったものは仕方ないと腹をくくるしかありません。

悪阻で苦しんでいる同志の皆さん、

今日も頑張りましょう!

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悪阻とジプレキサ【悪阻入院5回目記録】

久しぶりです、実は入院中です。死産の時から数えて通算5度目、つらいです。

でも、わたしが入院しているということは≒妊娠したということなんですよね。というわけで3度目の妊娠をしました。

 

現在16週、5ヶ月、安定期入りたてです。まあわたしに安定期なぞ無縁なのですが…

今回の妊娠で入院したのは、以下の通り

1回目 9月3日 8週 〜 15週 計48日間

2回目 10月23日 15週 〜 現在 11日目

 

1回目の入院は1ヶ月+2週間強に及び、ようやっと復活、退院したと思ったら、またその翌日から自宅で暇のない嘔吐が始まり、外来で点滴→ケトン++で再入院となりました。

今回の再入院は、これまでで一番つらくて、入院、24時間点滴をしても回復の見込みはなく、絶飲食してるのに、吐いて、吐いて、吐いて、夜中も1時間置きの嘔吐に見舞われ、ベッドでのたうちまわり、床にもんどりうって、赤や黄色や緑やグレーのあれこれを吐き、点滴も吐いてることがわかるくらい口の中から血と点滴の味が常にしている、という状況が5日間続きました。

ほんとに、ほんとに、これまで生きてきて一番つらい経験でした。(もう二度としたくないのだけど、まだ妊娠折り返し地点にすらきてない…死ねと?)

やっとこさ回復してきたのは、ここ2、3日のこと。わたしの嘔吐に携わった助産師さん達は、わたしと顔を合わせると、皆口を揃えて「元気になったねぇ…」と言ってくれます。その節は本当にご迷惑をおかけしました。

と、前回の入院のときには、気力体力がなくて全く書く気にならなかったブログを、今回なぜ書いているかというと、同じく悪阻で苦しむ方々に情報を共有したかったからです。

今回のわたしの、なかなか手強い悪阻、どうやって快方に向かったか。

まず入院時のわたしの病状を説明します。

主な症状は3つ、吐き気、嘔吐、胃痛。常に胃痛があり、定期的な吐き気があり、吐いたり吐けなかったり、気持ち悪いので吐きたいけれど、吐くと胃痛が悪化という、悪循環でした。

そこに、病棟長の判断で処方されたのが、ジプレキサでした。知ってる人は知っている、抗精神病薬です。本来はそうなのですが、最近は抗がん剤治療の制吐剤としても使われているそうで、今回わたしの悪阻にも効果が見込まれ、少量処方されることとなりました。

副作用に眠気があり、数日まともに眠れてなかったわたしは処方された晩から、眠れるようになりました。眠れるようになると回復は早く、まずあの苦しかった胃痛がなくなり、吐き気は薬で抑えられ、今に至ります。

ここで一番の不安として、胎児への影響が考えられます。実際この薬、胎児の心臓の一部欠損が見られているものだそうです。

しかしわたしはすでに妊娠初期ではなく、心臓の形成時期を過ぎており、また処方も少量であることから、問題ないと判断されての処方でした。

これまで、特別に薬を処方されたことはなかったので、それほど今回の悪阻は酷いというのがわかると思います…泣ける…

先生も見るに見かねて処方、といったところかと。なるべく薬出したくないでしょうしね。

毎日赤子の心音をとっていますが、今のところ元気みたいで、安心しています。

 

もし、本当に規格外の悪阻に長期間悩まされている方がいたら、こういう薬を使うという手もあると紹介したくて、この記事を書きました。

 

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東洋医学はどうでしょう

お久しぶりの記事です

流産後職場復帰からこっち、
部署異動後で仕事が忙しいのと試験があったのと
ブログ書く気分にならなかったのでこの時機に
(結局最後のが一番の要因)

そうそう、前から漢方(東洋医学)に興味があって
でも薬があまり好きではないので、
のばしのばしになってたんですが

死産に続き流産したことで、
ちょっと不育症の線についても
考えないといけないなーてことで、
とりあえず、行ってみたわけです

クリニックでの本格的な検査に踏み切ると
結構お金がかかるし、まだ年齢が若いため、
医者に「あと1回流産したら検査」と
言われているため、
一旦西洋医学と距離を置いてみた感じ

不育症の方のブログに、
漢方も使ってるって書いてあるのも
ちらほら見たこともあり

でもわたしが最初に漢方に興味をもったのは、
中島たい子『漢方小説』がきっかけです

漢方小説 (集英社文庫 な 45-1)

漢方小説 (集英社文庫 な 45-1)

著者の得意な、ちょこっと不幸せな女性が
ある主題と出会い、ちょこっと幸せになる、
というハートフルなストーリー
中島たい子さんの小説面白いのでおすすめです

逆に言えば、わたしの東洋医学の病院、
医者に対するイメージは、
この『漢方小説』にしかありませんでした

だから逆に、こんな素敵な医者いるわけねー
こんな素敵な診療あるわけねー的スタンスで
行ってきました

行ったのは、住んでる市内に唯一の
東洋医学専門の医院(漢方婦人科というのがある)
中国人の先生がやってるらしい

色々訊かれるとメンタルにきてやだなーと
行く前から思ってたけど、
まぁ訊くのが診療のひとつでもあるしと
行き道でどう伝えるか考えたりしました

案の定、
受付で「今日はどうなさいました?」と訊かれ…
あれほんとやめた方がいいよね…

すぐ後ろは待合室でさ、みんな聞こえてるのに、
病気のことべらべら喋れるわけないでしょうよ

「特に今どうこうってわけじゃないんですけど、
 死産と流産が続いて、
 次の妊娠に向けて備えたいんです」

って感じにぼそぼそ伝えましたけど

またまた案の定、受付の方はハッとした顔をして
(そんな顔するなら最初から訊かなきゃいいのに)
ではこちらにご記入くださいと、
問診票を渡されました

何なんだこの過程、必要?
この人、ただの受付の人なのに、
わざわざ口頭で病状訊く必要あるのか?
絶対ないだろ

最初から完全にいらつきモードでしたね
受付の人自体は別に悪い人じゃなかったのよ
ただ、こういうシステム自体が疑問です

さて何だかんだ30分くらい待って問診

ホームページの漢方婦人科の具体例に
不妊症はあったものの、不育症はなく、
でもまぁ婦人科って謳ってるくらいだから、
と思っていましたが、

やはり先生そちらにはあまり明るくないらしく
何だかもやもやした感じでした

こちらの経緯を伝えるも、
「で、ちゃんと検査は受けてるの?受けてない?」
とかって、西洋医学前提の台詞…

だからそっちが受けるに受けられない状況だから
こっちに来てみたんでしょうよ…(伝え済み)

脈と舌はおざなりな感じで診て…

わたしが妊娠中以外はばりっばりの健康体で、
特段気になる点はない(肩こりくらい)と話すと、
多分先生もどうしようもない感じだったんだろな

結果、婦人科でよく出されるらしい
「当帰芍薬散」という漢方と
肩こり用に「葛根加朮附湯」という漢方を出され、

なぜか不育症の(先生はホルモンと言ってた)
血液検査を受けることになりました
それってもはや東洋医学じゃないんじゃ、
と思いながらも、ま、いーかと、受けることに

検査項目
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この検査意味あるのかな?
項目見てもわたしにはわかりませんが…

まぁこれで4,580円
漢方が740円だったので、損しても別にいっか
次回(来週)の検査結果聞けば、
意味があったのかわかりますね

また報告します

【後日談】
 ホルモン…?の検査、
 問題なしでした

雨の日に聴きたい曲【2曲目】

お題「雨の日に聴きたい曲」

1曲目にレミオロメン「雨上がり」を挙げました
どちらかというとポップではねるリズムの曲

お題は「雨の日に聴きたい曲」なんですが、
「雨上がり」はわたしにとって
「雨の日と言えばこの曲」って曲です

これに対して2曲目は
お題通り「雨の日に聴きたい曲」
まぁ本当は雨の日でなくても聴きたくて、
実際いつも聴いてる曲なんだけど

ひこうき雲

ひこうき雲

ユーミンのファーストアルバム「飛行機雲」収録の
「ベルベット・イースター」です

もうね、曲全体がしっとりしていて、落ち着く

わたしがこの曲を繰り返し聴くようになったのは
悪阻で入院していたときで、
寝る前にいつも聴いていました

病院の無機質で寂しい雰囲気にも合ってる

すごく音が小さくて、イントロはピアノ
寂しげでやさしいメロディー

歌い出しの歌詞は
「ベルベット・イースター
 小雨の朝 光るしずく 窓にいっぱい」

サビの歌詞は
「空がとっても低い
 天使がおりてきそうなほど」

小雨の降る、雲の垂れ込めたグレイな情景

そこに登場する女の子は
「迎えにきて まだ眠いけどドアを叩いて」
「きのう買った白い帽子 花でかざり
 むかしママが好きだったブーツはいていこう」

彼女いわく「いつもと違う日曜日」に、
いつも通り好きな誰かに会いにいこうとする

そんな、穏やかな雨の日の始まりを描いた曲です

わたしは雨の日がとても好き
特に家のなかで雨を感じるのが好きです
雨の気配、におい、音、湿り、

江國香織さんの小説の影響もあるかも
わたしも雨には「鎮静作用」があると感じます

雨はコーラがのめない (新潮文庫)

雨はコーラがのめない (新潮文庫)

追記

平成生まれのわたしがユーミンにハマったのは、
このベストアルバムがきっかけでした

「日本の恋と、ユーミンと」
おそろしくぴったりなタイトルで、
初めて知ったときはぞくぞくきました

雨の日に聴きたい曲【1曲目】

お題「雨の日に聴きたい曲」

くらい話題ばかり続くので、
はてなのお題をお借りしてひとつ

わたしにとって「雨の日の曲」というと、
一番はやっぱりこれ!!

雨上がり

雨上がり

レミオロメンの「雨上がり」です

そもそもわたしがレミを知ったきっかけの曲

高1のころ、いつも聴いていたラジオ、
cross FM(福岡)で、梅雨のころに
「雨の日の曲」というテーマで投稿を募集してて
それで1位に選ばれたのが「雨上がり」でした

雷を受けたような衝撃、
と言えば大袈裟かもしれないけど、

当時のわたしにとって、
「こんなにわたし好みのバンドがいるなんて」と
結構な衝撃でした

それがきっかけで「雨上がり」の入ったアルバム

朝顔

朝顔

朝顔」を買い、数ヵ月はそれだけをヘビロテ

わたしは本にしても音楽にしても
結構リピートする方だと思うのですが、
こんなに聴き込んだアルバムは他にありません

ほんとバカみたいに聴いたし、
(実家は吹き抜けで、
わたしが2階で歌い続けるもんだから
家族全員アルバム曲を歌えるようになったほど)
今もこれを超える名盤はないかもくらいに思ってる

マイナー調の、ほのぐらい雰囲気の楽曲、
静けさの中に情熱を秘めてうなるサウンド、
日本の景色を織り込んで、
語感がしっくり肌に馴染む歌詞、

当時はまだ、近くの大学祭でライブをするような
無名に近いバンドでしたが、
まだまだ粗削りな演奏にもどきどきしていました

わたしが高校出たあたりに、
ドラマ「1リットルの涙」の主題歌として
「粉雪」が売れ、「3月9日」が売れ、
あっという間に売れっ子になってしまいました

粉雪

粉雪

3月9日

3月9日

実は「3月9日」の方が「粉雪」より
リリースが先で、「3月9日」が有名になる前、
高校の行き帰りに、チャリを漕ぎながら
口ずさんでいたことを覚えてます

レミオロメンにまつわる思い出は、
わたしの高校時代とリンクしていて、

当時、ミスチルとレミのテキストサイト
「追ぃかけっこ」(いが小文字)を運営してたこと、

そこで知り合ったレミファンの女の子と
ライブに行ったこと、カラオケに行ったこと、
他にも色んなファンと繋がれたこと、
ライブでイベントを主催したこと、

懐かしいなぁ
怖いもの知らずだった分、
行動が大胆で、勢いがありました

話を元に戻して…
「雨上がり」は今聴いてもすごい格好いい曲です
デビュー曲がこれってどんだけセンスいいんだ…

もうイントロから秀逸で、
湿った匂いのする静かなギターから、
ポップなリズムへの切り替えがめっちゃいいし

歌い出しの歌詞しびれるし
「静かになった
どうやら雨が止んだみたいだね 」

変調なサビ前のフレーズ、ギターサウンド、
サビの繰り返しの歌詞「雨のち晴れ模様」
ねっとりした藤巻さんのボーカル

間奏からのCメロでまた転調
「濡れた街 濡れたズボン
吹き抜ける風は 震えるほどだけれど」

からのラスサビ、
最後は静かなボーカルで終わるところまで、
完璧です…完璧!!
(ここで興奮により誤って一旦公開してしまった…)

ああほんと好き…
アルバムが5枚しかないのが惜しすぎる…

他にも好きな曲がたくさんありますが
最近は、アルバム「花鳥風月」の
「東京」とか「小さな幸せ」とかが好きでよく聴く

花鳥風月

花鳥風月

まだ活動休止してるんですよね…
わたしのなかでは、復活してほしいバンド1位!
かもしれないくらいの存在のバンドです

ほんとはもう1曲、
挙げたい曲があったのですが、
長くなったので別記事にて!

大丈夫?って聞かれても

流産後、職場で毎日のように聞かれていること
それが「大丈夫?」です

もう聞かれすぎて、
わたしに話しかけたそうな人の顔を見ると
あ、「大丈夫?」くるな、とわかるので、

食いぎみに「大丈夫です」と答えます
相手が引くレベルの満面の笑みで

この言葉はなかなか厄介なやつで、
他人に「大丈夫?」って聞かれても
「大丈夫じゃないです」なんて、
大概の相手には言えないわけです

大丈夫じゃない、と言ったあと、
相手は何を話すつもりなのかなぁ
こちらの重たい話を受け止めてくれそうにもないし
そもそも廊下で話すような内容でもないけど?

わたしを心配してくれるのはありがたいけど、
いきなりの「大丈夫?」は、
迷惑以外の何者でもありません

こっちの事情を知ってて、
なおかつ心情もわかった上での「大丈夫?」なら、
ある程度親くて、信頼感ある相手だろうから

「大丈夫じゃないかも…」なんて、
甘えたこと言えるかもしれないけど、

そうではない他人の「大丈夫?」への回答は
「大丈夫です!」(笑顔)以外ありえないわけです

だから本当にその相手のことを心配していて
話を聞きたい、助けになりたい、と思うなら
この聞き方はNG

こうやって漠然と聞くのではなく、
「○○だって聞いたけど、体調はどう?」とか
「私も○○の経験があって~」とか、
焦点をしぼって、自分の持つ情報を開示すると、
相手も話しやすいかな、と思います
(場所と時間はちゃんと考えた上で)

そしてもうひとつ

前情報のない、突然の「大丈夫?」は、
聞かれた方も、「ああ、○○のことかな?」と、
ある程度の推測はつくものの、

心当たりがいくつかある場合、
どれについて聞かれているのかわかりません

わたしの場合、前回悪阻入院していたことを
職場の人たちは知っていて、
今回妊娠~流産したので、

妊娠までしか情報が入ってなくて
「(悪阻)大丈夫?」と聞いているのか、
流産したことも知った上で
「(流産)大丈夫?」と聞いているのかわからない

そのことをこちらから聞く気にもなれません
何て言えばいいのかな
「えっと、流産のことですか?」とか?
「どこまで知ってますか?」とか?
「もう妊娠してませんけど?」とか?

わーやな感じ…
こう切り返されてもし流産のことを知らなければ
相手は「げっ」と引いて、かなり動揺するだろな
それであたふたして、
カジュアルに「大丈夫?」と聞いたことを
後悔すると思いますね

はっきり言って、それを聞く方は、
「大丈夫?」って言ってきた人の数倍つらいです
なんでわざわざ傷口に塩を塗らなきゃならないんだ
他人の半端な気遣いで、また心に血を流すんです

だから本当にその人のことを思っていて、
心から心配していて、話を聞きたい、
全部受け止められる、という覚悟がない限り、
「大丈夫?」なんて聞かない方が身のためです

そしてそれだけの覚悟があるなら、
職場で仕事中には話しかけないでほしい

お茶とかご飯とかの約束して、時間とって話す、
そのくらいの気持ちがないなら、
もう話さない方が気が楽かもしれないなぁ…

これはもちろん、相手のためでもあります
思いやりのスルー、という手もあるということです

デキ婚に感じる違和感

タイトルの通り、わたしは、
デキ婚に違和感(場合によっては嫌悪感)がある

※意図的なデキ婚はここに含めません
 あくまで事故としてのデキ婚についてです

まぁ現代の日本の環境や文化で育てば、
結婚や妊娠に対する価値観として、
デキ婚に否定的な考え方になるのは
まだまだふつうのことで

わたしもそうで、
妊娠と、それに付随する諸々を意識し始めた
高校生くらいからすでに、
デキ婚に違和感と嫌悪感があった
(死産、流産した今はますます募らせている)

でもその理由がハッキリとわからなくて、
もやもやしていた
(理由がわからないと、主張もできないから)

それが、今日、
次の妊娠について考えていたところ、
はっきりとわかったので、ここに記録する

わたしがデキ婚に違和感を感じる理由、

それは、デキ婚の場合、その多くが、
妊娠~出産が、性交渉の副産物に過ぎないためだ

引いては子どもも、その副産物に過ぎない、
あくまでも性交渉が目的で、結果としての妊娠だ

逆に、結婚してからの妊娠~出産は、
子作りのための性交渉を経た結果であり、
性交渉は妊娠という目的のための手段に過ぎない
(あくまでも現代日本における、多くの場合、です)

性交渉自体が目的ということと、
性交渉は妊娠のための手段に過ぎないということ、
これはかなり大きな違いだと、わたしは思う

妊娠~出産がめでたいことで、
また、現代において子どもは貴重なものだから、
デキ婚をした本人やその周りは、
それを容認、あるいは称賛することがままあるけど

いやでも結局、
子ども欲しくて作ったわけじゃないよね?
快楽を求めて理性を失った結果の副産物だよね、
と、まぁこういう風に考えてしまうわけです

あともうひとつ、パートナーを選んでない、
ということも、違和感の理由としてある

性交渉をしたからと言って、
その相手をその時点で、
人生のパートナーだと考えている人は少ないだろう
(考えている人は事情がある人だろうから除外)

ってことは、妊娠をきっかけに、
自動的にパートナーが決定するという流れなわけで
まぁ運命と言えば聞こえはいいけど、
自分で選んだ結婚相手というわけではないんだよね
と思ってしまうんです

結婚~妊娠~出産という流れの中なら確実にある、
結婚するまでの思考や判断の過程を省略…
すっ飛ばしちゃってるってことだもんなぁ

そ、それはまずいんじゃ…
と、わたしのような計画的な小心者は思うわけです

ま、ぶっちゃけ全部ひがみかもですけどね!!

結局は、せっかく24歳で結婚したにも関わらず
キャリアのことを考えて人生設計した結果、
子作りに入っても死産と流産を繰り返して、
結婚5年経っても出産できてないわたしの、
負け犬の遠吠えかもしれない

コツコツ計画的に、理性的に、
目の前ハードル超えようとして、超えられなくて
苦労しているわたしを横目に、

理性をなくして行為を楽しんでる女たちが
ハードルを軽々超えていく、
今のわたしにはそんな風に感じられるので、
いじけてるだけかもしれません

超えた先のことは、また違う話になるんだけど

わたしの場合、不妊ではなく不育で、
努力することすら許されない
それがもうどうにも苦痛で

デキ婚、うらやましくて死にそうです